モータ大手・ニデックの永守重信・前グローバルグループ代表(82)が密かに新会社を立ち上げていたことが「週刊文春」の取材で分かった。
9月30日、ニデックは不適切会計に伴う損失が6000億円超に上ったことを発表。岸田光哉社長(66)は辞任することとなった。
そうした中で、永守氏が立ち上げたのが「ミノレアス株式会社」である。
同社は今年7月31日に設立され、永守家の資産管理会社「エスエヌ興産」と同じビルに本社を置く。法人登記簿の目的欄には、「子会社及び関連会社の経営管理」や「企業の合併、買収、事業承継及び企業再生に関する業務」などと記載されている。
ファミリー企業グループの出直し
永守ファミリーと取引のある金融機関の関係者が語る。
「京都の後継者難の中小企業を買収し、収益性を向上させたうえで売却を目指す、企業再生ファンド業です。銀行も買収先の選定をサポートします。ミノレアスの社名には“実れ明日”という思いが込められているとか。グループ名も『エスエヌグループ』から『ミノレアスグループ』に変わった。いわばファミリー企業グループの出直しです。永守氏の構想の下、ミノレアス取締役にも就任した次男の知博氏が立ち上げに関わってきました」
目下、“再生”が求められるニデックの窮状を尻目に、密かに立ち上げられていた“企業再生”会社――。
エスエヌ興産のオフィスに、ミノレアス設立の経緯などについて質問状を送付すると、従業員が電話でこう答えた。
「(取材は)お断りするようにとのことでした」
配信中の「週刊文春 電子版」では、ミノレアスの社長に就任したニデック元幹部への直撃取材や、ミノレアスが出した求人広告の詳細などについても報じている。



