昨年9月から兵庫県警に行方不明者届が出ていた下村真美さん(41)が遺体で発見された。真美さんの遺体はバラバラにされ、尼崎市内を流れる神崎川の底に眠っていた。そして9月30日、死体損壊と死体遺棄の容疑で逮捕されたのは、行方不明者届を出していた夫の下村憲司(46)容疑者だった。
社会部記者が説明する。
「昨年の9月、下村容疑者は自ら『妻と口論になって翌日から連絡がつかない』と警察に説明していたそうです。捜索を続ける中で生存が確認できないということもあり、下村容疑者に任意で事情聴取したところ関与を認め事件が発覚しました。下村容疑者は尼崎市内の自宅の浴室で遺体を切断し、骨をかばんに入れて川まで運んだと供述しており、『私1人でやったことです』と容疑を認めています」
「動物好きな家庭なんだろうと」
一体夫婦の間で何があったのか。
近隣住民は下村夫妻の印象について、このように話した。
「奥さんはすごく綺麗な人でした。一方で旦那さんの方は白髪交じりで常に覇気のない感じで、挨拶してもほとんど聞こえない声で返してくるような地味な人でした。年齢差のある夫婦だと思っていましたが、ニュースを見て2人の年齢が近かったことに驚きました。夫婦で口論している様子などは見たり聞いたりしたことはないです」
別の近隣住民はこう話す。
「高校生の息子さんがいて、それと年の離れたお子さんが2人。大きいカメとミニブタを飼っていたこともあり、動物好きな家庭なんだろうと微笑ましく見ていました」
一見、普通の家庭にも見える下村家だったが、近所では不穏な声も聞こえていた。
「夜遅くになると風呂場から子どもの泣き声が聞こえてくるんです。11時とか12時すぎることも。ただの泣き声というより泣き叫ぶ声。もしかしたら虐待かもと思うほどでした」(同前)
そうした声は1年ほど前から聞こえなくなり、下村容疑者の姿も見なくなったという。
そして今年6月ごろ、刑事が訪れてこう話したという。
「スマホやクレジットカードが動いていないため事件の可能性があり捜査をしている」
下村容疑者の供述に沿って捜索を始めたところ神崎川から複数の人骨が発見された。鑑定の結果、真美さんであると特定。
遺族は代理人弁護士を通じ、「驚きと悲しみで言葉が見つかりません。事態を受け止めることができておらず、大変混乱しています」とのコメントを出している。
真相の早期解明が求められる。
「週刊文春」ではこの事件に関する取材を続けています。情報提供は文春リークスまでお寄せください。

