阪神タイガースの“史上最強の助っ人”ランディ・バース以来、球団史上40年ぶりの打撃三冠王となった佐藤輝明(27)。今季は、HR39、打点106、打率3割6厘と驚異的な数字をたたき出し、チームのセ・リーグ連覇に大貢献した。

阪神では珍しく、プロ入り後に才能を開花

「20年のドラフト1位で入団。高校、大学と強豪校育ちではなく、他球団はノーマークだったが、当初から未来の大砲候補として期待された。ただバットにボールが当たれば飛ぶけれど、内角高め、外角低めに脆さがあり、確実性は低かった。転機は23年に球団を日本一へと導いた岡田彰布前監督との出会い。秋季キャンプから打撃フォームの改造に着手。三塁守備は失策が目立ったが、我慢強く使い続けて一本立ちした。昨年はホームラン、打点で二冠。野手の育成が下手で知られる阪神では珍しく、プロ入り後に才能を開花させました」(球団OB)

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 ただ、今シーズンは中心打者として認められた分、他球団からの執拗な内角攻めに苦しめられた。

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「7月は月間打率が2割台前半まで降下。イライラを爆発させてベンチで八つ当たりしたこともありました。それでも盟友の森下翔太がリーグトップの20死球を受けながらも逃げずに試合に出続ける姿に感化されてどうにか耐えていた。身近にライバルがいることで心身ともに『救われている』と本音を漏らすこともあった」(同前)