フジ・メディア・ホールディングス(以下FMH)子会社のサンケイビルの一兆円争奪戦をよそに、もうひとつのフジサンケイグループの不動産が“陥落”しようとしている。FMHを追い込んできたアクティビスト投資家の村上世彰氏が、リート(上場不動産投資信託)のサンケイリアルエステート投資法人(サンケイRE)に王手をかけているのだ。

 村上氏といえば、2006年のニッポン放送騒動に関連し、インサイダー取引で有罪判決を受けた。一時は「もうこの世界に戻ってこない」と宣言したものの株式投資へ復帰し、その標的の一つとしたのがFMHグループだった。一方、FMHの子会社であるサンケイビルはリスク回避などの目的から、傘下のサンケイREにオフィスやホテルなどの一部物件を移管してきた。そこで村上氏は、敵対的な株式公開買い付け(TOB)を実施。長女の野村絢氏や村上氏の関係する3つの企業名義で29.9%を保有しているため、あと15%余り買い足せば、TOBは成立する。

「フジテレビvs村上世彰」の構図は今後、どうなっていくのか。不動産事業売却の内幕について「週刊文春」が徹底取材した記事は以下で読める。

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