「生前約束したこともあります」。昨年6月、ミスターの逝去後に松井は明かした。本命視された高橋由伸には打診すらなく…。

 ドラフト会議は監督不在で臨むことなったジャイアンツ。一体、新監督は誰になるのか。新監督人事の内幕をジャーナリスト・鷲田康氏が緊急レポート。

まだ新監督の発表が行われていない異常事態

 巨人の新監督人事に異常事態が発生している――。

 巨人の監督交代は、シーズン終盤か、あるいは終了直後に新旧両監督が同席して行われるのが“伝統”だった。ところが今季はその“伝統”が大きく崩れているのだ。

 クライマックスシリーズのファーストステージでDeNAに連敗し、10月11日に巨人の今季全日程は終了した。その時点で監督代行の橋上秀樹オフェンスチーフコーチ(60)の退任は決まっていたが、そこから1週間以上が経過した10月19日現在でも、まだ新監督の発表が行われていないのである。

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「発表ができない背景には、松井秀喜さん(52)の存在があるのは確実です。巨人が新監督候補にリストアップしているのも間違いない。ただ、球団、親会社の読売新聞グループ本社では厳重な箝口令が敷かれて、流れてくる情報が非常に少ない。そのためスポーツ紙各社もなかなか“松井監督誕生”のニュースを打てない状況にあります」(スポーツ紙デスク)

監督に急浮上した松井氏 ©︎時事通信社

 現在も交渉中なのか、それともすでに交渉が終わっているのか。終わっているとしたら松井さんの答えは何だったのか。

 しかしここまで監督発表が遅れている異常事態は、松井新監督誕生が現実味を帯びてきていることの証左だろう。

◇

生え抜きの川相昌弘が監督代行でも良かったが…

 ここで一旦、今季の巨人の監督人事を巡る経緯を振り返っておこう。

 発端は阿部慎之助前監督(47)の逮捕、辞任劇だった。交流戦開幕直前の5月25日、阿部前監督が長女への暴行容疑で現行犯逮捕され(後に不起訴)、翌26日に辞任。監督代行に指名されたのが、橋上コーチだった。

 巨人にはこれまでは「監督は生え抜きのOB」という不文律があった。その伝統を守るなら、この時点で監督代行は生え抜きの川相昌弘ディフェンスチーフコーチ(62)に任せても良かったはずである。

暴行事件で退場した阿部前監督 ©︎時事通信社

 そこで監督代行とはいえ、あえて巨人でプレー経験のない橋上コーチが指名されたことには「特別な意味がある」(読売新聞関係者)と指摘する声が漏れてきていた。

「橋上代行の就任はズバリ、松井監督誕生への布石だと思います」(同前)

 この続きでは、巨人新監督の動向について詳しく報じている。記事の全文は10月21日配信の「週刊文春 電子版」および10月22日発売の「週刊文春」で読むことができる

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