“運動員買収”疑惑などが報じられ辞任した簗和生氏にかわり、新たに農林水産大臣に就任した武部新氏。「週刊文春」は10月20日、武部新農相が国の公共事業を受注している企業から献金を受け取っていたことを報じた。

 さらに「週刊文春」の取材により、28日には政党支部の交付金を巡る政治資金規正法違反の疑いが明らかになった。

 武部氏が代表の「自民党北海道第12選挙区支部」は毎年、自民党の地域支部に寄付をしている。だが、22年から24年の収支報告書を確認すると、第12支部の支出と地域支部が受け取った金額に計約85万円の齟齬が発覚した。

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武部新農相 (C)時事通信社

 武部氏側は「週刊文春」の取材に対し、以下の通り回答していた。

「確認をしたところ、いずれも十二区支部の誤記はございませんでしたが、同支部から交付金を受領した各支部については確認を促すとともに、必要に応じて報告書の訂正を促します」

 Yahoo!ニュースのコメント欄(ヤフコメ)には、問題の規模を踏まえ、単なるミスではないと指摘する声が寄せられている。

ヤフコメの声

 あるユーザーは「複数の地域支部で交付金の不記載や金額の食い違いが繰り返され、総額約85万円に上るのなら、単なる記載ミスで片付けられる問題ではない」と問題視しつつ、「受領側に確認や訂正を促すだけでは、説明責任を果たしたとはいえない」と、武部氏側の対応にも疑問を呈した。

 また、「資金の流れを徹底検証し、差額の行方まで明らかにすべき」や「政治資金規正法がザル法と批判される現状を放置してはならない」といった資金の流れの解明を求める声もあふれた。

 チェック体制の強化を提案する意見も寄せられ、「書類の整合性だけでなく、現金が実際に存在するのかまで確認する『キツめの監査』をルール化した方がよいのではないか」との指摘もあった。

 違法献金、運動員買収疑惑に続き、交付金を巡る金額の食い違いが浮上した武部氏。ヤフコメでは、差額の行方を含めた資金の流れの解明と、政治資金のチェック体制の見直しを求める声が相次いでいる。

 現在配信中の「週刊文春 電子版」及び、29日(木)発売の「週刊文春」では、武部氏を巡る3つ目の疑惑に続く4つ目の疑惑についても詳報している。

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最初から記事を読む 【公選法違反の疑い】武部新農相が2024年衆院選で違法献金を受け取っていた