2020年に会社に多額の損害を与えたとして関西電力に約19億円の損害賠償を請求された八木誠元会長ら旧経営陣。裁判はこの9月に結審し、来年3月には判決が控えている。「週刊文春」では、八木氏と関西電力側の「裏切りの宴会」を写真とともに報じた(記事はこちら)。八木氏とは一体、何者なのか。
八木誠とは?
八木誠氏は、福岡県福岡市出身。1972年3月京都大学工学部電気工学科卒業後、同年4月に関西電力入社。取締役電力システム事業本部副事業本部長、常務取締役原子力事業本部長代理などを経て、2010年6月から代表取締役社長。2016年6月に取締役会長に就任した。
しかし、2019年9月、関西電力の元役員らが原発のある福井県高浜町の元助役である故人から小判などの金品を受領していたことが税務調査で発覚。八木氏も金品を受領し、この元助役の関連企業を事実上優遇していた一方で、取締役会への報告を怠るなどしていた。報道直後、八木氏は会見でまさかの“続投表明”をし、世論から猛烈な批判を浴び、会長の座を追われた。
その後、会社に多額の損害を与えたとして、会社法違反(特別背任)容疑などで市民団体や株主らから刑事告発されたものの、大阪地検特捜部により嫌疑不十分で不起訴処分となった。2020年6月に関西電力から損害賠償の提訴を受け、現在係争中。

