ファンレターに必ず返事を書くようになったきっかけ
「栗さんはファンレターがものすごく多かったんですよ。しかもその全部に返事を書いていました。部屋にまで持ってきて書いている時もあったので、僕はその姿を見て自分もファンレターには必ず返事を書くようにしました」
内藤投手は郵便局から何百枚単位でハガキを買い、いつでもどこでも書けるようにしていたという。当時、内藤投手からもらった返事を今でも大切にしている人が大勢いるだろう。
「僕は字が汚いですけど、栗さんはまるっこくて上手い字を書いていました」
当時、栗山選手からもらった返事を今でも大切にしている人もまた大勢いるだろう。監督は今でも筆まめ、そしてまるっこくて上手な字を書かれる。
トークショーの終盤は雷が鳴って最後は大雨だった。来てくれたファンの皆さんと写真を撮ることもサインをすることも出来なくなってしまった。「じゃあ、建物の中に行きましょうよ!」と言ってくれたのはギャオスさんだった。どしゃ降りの中、歩いて5分ほどのHBCの社屋までリスナーさんと一緒に大移動。ロビーで最後のひとりまで丁寧に対応してくださった。一緒に司会をした山内要一アナウンサーとは今でもこの時の話をすることがある。そのくらい胸を打つファンサービスだった。
お別れする時に、「北海道に呼んでもらえるなんて、栗さんの後輩でよかった~」と笑ったギャオスさん。またきっとご一緒出来る気がする。その時はまた「栗山選手」に会わせてくださいね。
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