日本経済の中心地、東京・丸の内から“マル秘”財界情報をくわしくお伝えする『文藝春秋』の名物コラム「丸の内コンフィデンシャル」。2026年2月号では、特別編として「丸の内コンフィデンシャル名鑑」をお送りします。日本企業の次世代リーダーを似顔絵付きで一挙紹介します(イラスト・竹田嘉文)。
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昨年、飛躍を遂げたのがメガバンクである。三菱UFJフィナンシャル・グループは、2026年3月期の純利益を史上最高の2兆1000億円と見込む。同社の亀澤宏規社長は、今年4月1日付で三菱UFJ銀行の半沢淳一頭取にバトンを渡すことが決まっている。頭取には、タイのアユタヤ銀行買収に携わるなど、海外経験が長い大澤正和専務執行役員が昇格。同期で頭取候補の大本命とされた髙瀬英明専務執行役員を土壇場で追い抜く大逆転劇だった。
早くも「ポスト大澤」の1人として取り沙汰されるのが、上野義明執行役員である。東大法学部卒で大澤氏の5期下。副最高戦略責任者として経営企画全般を担い、デジタル部門の知見も持つ次世代エースだ。
同じく、1兆5000億円と過去最高益の更新を見込む三井住友フィナンシャルグループ(中島達社長)は、2026年度から新たな中期経営計画がスタート。2030年目標としてきた純利益2兆円の前倒し達成も視野に。傘下の三井住友銀行(福留朗裕頭取)で、将来の頭取候補と言われるのが、グループでCFO兼CSO(最高戦略責任者)の要職にある安地和之執行役専務だ。「中島社長と似た豪快なタイプ。行内では部下に厳しいと聞くが、東大同期の自民党・木原誠二氏からは、よくイジられている」(自民党関係者)。
その木原氏の兄・正裕氏が社長を務める、みずほフィナンシャルグループで「“ガラスの天井”を破り、メガバンクで初めてFG社長になるのでは」と期待されるのが、中本美菜子執行役常務だ。女性で初めて米国みずほ銀行の社長を務めたが、官僚の前では、「『女性だから下駄を履かせてもらっていて……』と低姿勢を貫く」(同社関係者)。
他方、全国の地方銀行では今年、業界再編に拍車がかかるとみられている。SBIホールディングス(北尾吉孝会長兼社長)が「第四のメガバンク構想」を進める中、ありあけキャピタルの田中克典代表が「金融庁の代理人的存在」として注目を集める。本社は日本橋兜町のシェアオフィスで、従業員は9人。それでも、出資先は池田泉州ホールディングス(阪口広一社長)、あいちフィナンシャルグループ(伊藤行記社長)、滋賀銀行(久保田真也頭取)など多岐にわたる。「運用資産は500億円規模。地銀再編の台風の目になるのでは」(市場関係者)。
〈この続きでは、大手保険会社と総合商社の“次世代リーダー”を一挙紹介します〉
※本記事の全文(約2100字)は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」と「文藝春秋」2026年2月号に掲載されています(丸の内コンフィデンシャル名鑑 金融・保険・総合商社)。
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