セブン&アイに巨額買収提案を繰り出したカナダ企業のクシュタール。果たして、どのような会社なのか。創業会長が語った日本への本音から、知られざる財務体質、現地で手掛けてきた意外なビジネス、販売する商品の中身まで。徹底取材でその全貌に迫る!
■《最新レポート》セブン&アイ創業家vs.クシュタール
#1 「五分五分の戦い」創業家vs.クシュタール 資金調達の内幕
#2 今回はこちら
次の買収までには自己資本比率が回復している
セブン&アイHDを狙うクシュタール。そもそも、どのように成長を遂げてきた会社なのか。同社は1980年、ブシャール氏が3人の仲間とともにカナダのケベック州ラヴァルで、コンビニエンスストア「クシュタール」第1号店を開店したのが始まりだ。その創業から44年後、現在の時価総額は約8兆2000億円、売上高は年間約10兆円に上る。
「クシュタールは同業の買収を積極的に進めることで急成長してきました。しかも数年おきに行ってきた大型買収で、一つの買収を終えると、次の買収に備え、投資回収のための財務管理をきちんと行い、抜群に高い投資効率を維持してきました。これほど適切に財務管理ができている会社はあまりないと思います」
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source : 週刊文春 電子版オリジナル