【前回までのあらすじ】札幌の大学に通うマチは、恋人の浩太の家にあった雑誌を読んで狩猟に惹かれるが、狩猟免許を取りたいと話すと浩太はそれを歓迎せず、二人は別れることに。狩猟をやろうと思っていると友人のえみりに話すが、彼女もまた、それを理解してくれなかった。そして翌年十月。狩猟免許を取得したマチは、ハンターとして初めての鹿撃ちに参加する。
鹿たちはスコープの向こうで頭を上げ、耳を立てて周囲をうかがっている。こちらに気付いたようだ。だが、すぐには逃げない。多少の個体差はあれども、鹿は異常を察知するとその場で静止して周囲を確認することが多い。
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source : 週刊文春 2024年12月5日号