平成25年からの3年間に6回、20時間超にわたり天皇皇后と対話を重ね、『平成の天皇皇后両陛下大いに語る』(小社刊)を上梓したノンフィクション作家の保阪正康氏(84)。昭和史研究の第一人者は、会見をどう見たのか。
◼︎特集「秋篠宮家が国民と訣別した日」
#1 誕生日会見で国民の声を「いじめ的」 秋篠宮が国民と訣別した日
#2 今回はこちら
今回の秋篠宮殿下の発言には驚きました。発言の意味するところは、「メディアやネットの言論が常識の域を超えているから反論したい」ということでしょう。確かに、ネット上に酷い中傷があるのだとすれば、ご不満や怒りを抱かれるのは尤もです。ですが、逐一反論なさっていては際限がありません。それ以上に、皇族個人の発言としては、あまりにも“俗”に染まりすぎているように聞こえました。
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source : 週刊文春 2024年12月12日号