「あの県民局長が死ぬのは当然だ、くらいに思っていますよ」
ヒートアップして暴言を吐くのは、NHKから国民を守る党(以下、N党)の立花孝志党首である。告発文書問題で兵庫県知事の座を降りた斎藤元彦氏の再選――その最大の原動力になったのが、立花氏の選挙活動だった。下馬評をひっくり返した当選劇の立役者として、立花氏の一挙一動はネットを中心に大きな注目を集めつつある。
12月1日、「週刊文春」は立花氏へインタビューを行い、選挙ポスターに書き立てた事実関係の正確性、動画で拡散している関係者への虚実ないまぜの言動について、ひとつひとつ事実関係を質し、記事にしている。
取材時間は約120分に及んだ。立花氏の言いたい放題はYouTubeさながら、ノンストップで続く。
泉大津市長選は「1週間もあれば当選しちゃう」
立花氏は選挙をハッキングして名を上げてきた。今年の都知事選では大量の候補者を擁立し、N党への寄付と引き換えに支援者の主張を選挙ポスターにして貼り出すなど、実質的なポスター掲示の権利を販売する手口が問題視された。暴力行為等処罰法違反で逮捕されたガーシー元参院議員を知名度最優先で擁立したこともある。
そんな立花氏だが、兵庫県知事選をひっかき回したあとは、12月8日に告示される大阪の泉大津市長選への立候補を表明している。
――本当に市長になるつもりなのか。
「2週間後には結果が出ますよ。当選したら、4年間やらなきゃいけませんから、その間の選挙には出ません。そうなれば僕のトップダウンでやっていた(N党の)組織も大きく変わらざるをえないでしょうね」
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source : 週刊文春 電子版オリジナル