公用パソコンの中身を暴露し「死人と公務員にプライバシーはない」と極論を振りかざす。後押しした斎藤知事は「行政トップとしてはダメ」と転向。税金を滞納し「いつでも自己破産する」と嘯く“選挙をぶっ壊す男”を野放しにしていいのか。
■《連続報道》兵庫県知事・斎藤元彦
#19 「猛追」を支えた“隠れサイトウ”県民たち
#20 県職員「辞めたい」側近4人組は崩壊「向いてません」
#23 今回はこちら
待ち合わせ場所は、大阪市内の小さなカラオケボックスだった。先に到着していた「NHKから国民を守る党」(以下、N党)の党首・立花孝志氏(57)は、小誌記者を迎え入れ、開口一番こう言ってのけた。
「(公用パソコンの)中身、いま見てきました。それで今ツイッター(現・X)にあげたところです。(自死した元西播磨県民局長と)A子さん(※実際の証言では実名)の不倫が同意であると確認できたので、名前と写真をアップしました」
12月1日の午後3時過ぎ。その場で小誌記者が立花氏のXアカウントを確認すると、A子さんとされる女性の顔写真と実名がアップされていた。
「僕の原則は、入手した情報はただちに出す。もっと言うと文春さんが出さなかったからですよ」
隣室からヒット曲のメロディが漏れる密室で、立花氏はそう言って目の前の“オールドメディア”を憐れんでみせた。
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source : 週刊文春 2024年12月12日号