「風向きを変えたい」と言って元局長の処分を急ぎ、選挙の実務を支えた女性PR社長を切り捨て。公約の達成率にも疑義が生じている。一体、彼は2期目の県政で、再び手中に収めた権力をどのように行使するつもりなのか。

 

▶︎女性PR社長が洩らした本音「私はシロだから」
▶︎公約98%着手・達成は噓 コロナ収束、前知事の事業まで
▶︎2500万円パーティ「知事から保秘徹底と」LINE入手

 

■《連続報道》兵庫県知事・斎藤元彦

#19 「猛追」を支えた“隠れサイトウ”県民たち
#20 県職員「辞めたい」側近4人組は崩壊「向いてません」

#21 斎藤元彦とPR女社長「会議室の蜜月」

#22 今回はこちら

#23 立花孝志と対決! 自死局長は「死んで当然」暴言120分

知事選ではN党・立花氏に支持された

 JR新神戸駅の近くの土産物店。11月下旬、それまで店頭に並んでいた、あるブランドのマグカップが突如姿を消した。そのブランドを運営するのは、PR会社の若い女性社長。その存在を嗅ぎ付けたマスコミが店頭にやってくるようになり、店側は「混乱を避けるため、一時的に商品の発注を取りやめた」という。

 すると店側に対し、彼女から電話が入った。

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source : 週刊文春 2024年12月12日号