11月17日に投開票を迎える、兵庫県知事選。前知事である斎藤元彦氏(47)の失職に伴う今回の選挙戦は、稀に見る大激戦となっている。
「斎藤氏の失職は、パワハラや阪神・オリックス優勝パレードに関する補助金キックバック疑惑などが内部告発され、県議会から全会一致で不信任決議を突き付けられたことによるもの。斎藤氏への大逆風は明らかで、選挙戦前は、元尼崎市長の稲村和美氏(52)が圧倒的に優位というのが下馬評でした」(県政関係者)
選挙戦がスタートすると、様相が一変
ところが、10月31日に知事選が告示されて本格的な選挙戦がスタートすると、様相が一変。
「朝日新聞や読売新聞、神戸新聞などが揃って『稲村氏がややリード、斎藤氏が追う展開』と報じたのです。各種の調査では、稲村氏と斎藤氏の差は概ね5~8%。『圧倒的優位』という当初の見立てを覆すほど斎藤氏が猛追しています。稲村氏は市長を務めた尼崎市や郡部で支持を固めたものの、神戸市や西宮市、明石市、姫路市といった都市部では斎藤氏に勢いがあります」(同前)
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source : 週刊文春