木嶋佳苗にうかがえた「執着」と数多くの男を騙した「ウソ」には、育った家庭の影響が大きい。父と母の奢侈とこだわり、挫折の残照が木嶋をかたちづくっていく――。

 

■連載「ウェンカムイ 死刑囚・木嶋佳苗の生痕」

#1  断崖──父と娘

前回 父と母の肖像

 昭和49年(1974年)3月3日に、木嶋佳苗の両親である信武と絹子(いずれも仮名)は結婚した。

 結婚式で絹子はウェディングドレスを着用したが、その時、真珠のネックレスをピアノの師匠である武藤加世子(仮名)に借りた。加世子の教え子のひとりは師匠からこんな話を聞いたという。

初回登録は初月300円でこの続きが読めます(月額プラン)。
年額プランはキャンペーン中!

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

キャンペーン終了まで

  • 月額プラン

    1カ月更新

    2,200円/月

    初回登録は初月300円

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

    2月4日~2月18日10:00までの期間にご購読いただくと全員にAmazonギフトコード1,000円分をプレゼント!!

    オススメ!期間限定

  • 3年プラン

    59,400円一括払い、3年更新

    1,650円/月

週刊文春 電子版 PREMIUMMEMBERSHIP 第1期募集中 詳しくはこちら

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

スクープを毎日配信!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 1

  • 15

  • 1

source : 週刊文春 2025年2月13日号