これはほんとに自慢でもなんでもないんだけど、私はかつて、バレンタインデーに社内の女性社員からもの凄い数のチョコやプレゼントをもらっていた。毎年2月14日になると、次から次に女性社員が社長室のあるフロアにやってきては、私に直接渡すか、もしくは秘書に渡して去っていくのだ。例年その日は、まるで事件現場に残された大量の遺留品の如く、執務室の床に頂いた品がずらりと並ぶ。その壮観な眺め、最初の頃は私も嬉しかった。自分が社員から愛されている社長であると、実感することができた。
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source : 週刊文春 2025年3月20日号