(おのりさ ボサノヴァ歌手。1962年、ブラジル・サンパウロ生まれ。10歳までブラジルで過ごし、15歳からギターを弾きながら歌い始める。89年、アルバム『カトピリ』でデビュー。99年リリースの『ドリーム』は20万枚を超えるヒットに。現在、国内とアジア各国で精力的にコンサート活動をしている。)

生まれてから10歳まで、ブラジルのサンパウロで暮らしました。物心がついた頃から歌うのは大好きで、日系の幼稚園で習った「七つの子」や「赤とんぼ」などをずっと歌っていました。でも、実は一番よく覚えているのは、「ごめんなさいネ、悪い子だからぁ♪」という、何の曲だったかもわからないワンフレーズ。妙に気に入って、何万回と繰り返しました。歌を歌っているときは自分の世界に入り込んでいて、ただただ楽しかった。振り返ると、この時期に日本の歌を体に染み込ませることができてよかったなって思うんです。歌いすぎて、母からは「もういい加減にしてください」と言われましたけど(笑)。
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source : 週刊文春 2025年6月5日号






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