待望のツチヤ本の新刊が出る。『記憶にありません。記憶力もありません。』だ。
売れる方法を熟考した。
最初に考えたのは、有害図書に指定されることだ。有害図書になれば、いまよりも読む人は増えるに違いない。発禁になると読みたがる人がいるのだ。読みたがるのはわたしのようにロクでもない人かもしれないが、一定の需要は見込まれる。わたしの本を読むと、人間がひねくれる、品格が落ちるなどの欠点が見られるため、有害図書になってもおかしくない。
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source : 週刊文春 2025年7月10日号