今でこそ珍しくもありませんが、「パイナップル」って昔は超高級品で、私が子どもの頃は絵本の中でしか見たことありませんでした。
実物を初めて見たのは、家がお金持ちだった泉ちゃんの誕生日会のとき。広いリビングにピアノが置いてあって、その上に鎮座していたのがパイナップルでした。みんなでトゲトゲを触っては「イタタ」とか騒いでいたら、美人なお母さんが「はいはい、後でデザートで出しますからね」と微笑みました。たまらず私が「おばちゃん、これどうやって食べるん?」と聞いたら、お母さん、しばし考えて言いました。
「それは……切って煮るのよ」
カボチャやないんやから。
Q
大学時代の友人のことでご相談です。彼女も私も今は商社で働いていて、ときどき会って食事をしています。ただ、平日の夜に会うときは、彼女は必ずといって良いほど、「仕事が長引いちゃって」と遅刻してきます。それも決まって15分とか20分という中途半端な遅刻で、「それぐらいで終わる仕事なら時間通りに来れただろ」と思ってしまいます。
気を取り直して食事をしていても、言葉の端々に、なんとなく私を軽んじているような気配があって、正直あまり楽しくありません。遅刻だけでも改めてくれればこんな気持ちにならないのになあ、と思います。それなりに長いつきあいなので、関係を壊さないようにしたいのですが、どうやって注意すれば、このモヤモヤを解消できるのでしょうか。
(26歳・女性 東京都)
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source : 週刊文春 2025年10月9日号






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