中学に入学してすぐ卓球部に入った。うさぎ跳びとマラソン、そしてラケットの素振り。二年生に陰湿な生徒がいて、何かアラを探しては意地悪なことをいうので、二週間で辞めた。
そこへいくと夜ドラ『いつか、無重力の宙(そら)で』の天文部はいいなあ。「いつか一緒に宇宙へ行こう!」という思いを持った高校天文部の四人の女子生徒は、部活を思いっきり楽しんでる。
宇宙飛行士になるんだという夢を迷いなく口にする日比野ひかり(上坂樹里)に強引に誘われた望月飛鳥(田牧そら)も宇宙少女となり、さらに二人の仲間を勧誘して天文部を作った。
『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』に出ているそらちゃん、成長したな。
天文部の中で一番情熱的な、ひかりが突然、姿を消した。それから十三年、かつての部員たちも宇宙のことは思いださない。
いまは広告代理店で信頼されるスタッフとなった飛鳥(木竜麻生)が、ひかり(森田望智)と出会った。あのとき重い病気を患ったひかりは絶望のあまり、仲間の前から姿を消した。
病気のため宇宙飛行士は断念したが、大学では航空宇宙学を学びJAXAに就職し、いまも入退院を繰り返すひかりは宇宙への夢を諦めない。その姿に感銘を受け、飛鳥はまた四人で天文部を作れたらと思う。
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source : 週刊文春 2025年10月23日号






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