今年は日本中、あちらこちらでクマが出没して大変なことになっていますね。かと思えば、白浜にいたパンダは中国に帰ってしまって、日本からパンダはいなくなりそうだとか。そんなニュースを見ながら主人に「同じクマやのにねえ」と言ったら、ダンナが「パンダは猫ですよ」とのたまいました。私が「エーッ、そうなん?」と驚いたら、「漢字で大熊猫と書くでしょう」。

 ところがその話を別なところでしたら、その場にいた人がスマホで調べてくれて、「いや、パンダはやっぱりクマの仲間ですね」。だから次に主人と会ったとき、私は「やっぱりパンダは猫と違うみたい。クマの仲間だって」と言ってやりました。それなのに敵は「あ、そうなの?」と言うだけで自分の誤りを認めようとしません。

 こうなったら出るとこ出て、パンダよろしく白黒つけたろうかな。

Q

 小学校5年生と2年生の息子をもつ母です。どちらも大切な我が子なのですが……最近、自分でも気づかないうちに、次男の方ばかり可愛がっている気がして、自己嫌悪に陥っています。

 

 長男は昔からおっとりしていて、感情をあまり表に出しません。学校での出来事を聞いても「べつに」「ふつう」としか答えてくれず、何を考えているのかよくわかりません。こちらが心配してあれこれ尋ねると黙り込んでしまうこともあります。

 

 一方の次男はお喋りで、学校でも人気者のようです。毎日、その日あったことを、楽しそうに話してくれて、私も自然と笑顔になります。

 

 先日、夫に「お前、次男の話にはすごく楽しそうに反応するのに、長男には素っ気ないよ」と言われ、ハッとしました。長男のことも本当は大好きなのに、上手な関わり方がわからないのです。長男にも「弟ばっかり……」と思われているのではないかと不安です。2人にきちんと愛情が伝わるようにしたいのですが、どうすればいいのでしょうか。

 

(43歳・女性 岩手県)

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source : 週刊文春 2025年12月11日号