「将棋界の一番長い日」それは毎年この時期に行われるA級順位戦最終局の対局日のことだ。

 10名のA級棋士が熾烈な戦いを繰り広げるリーグ戦の集大成。名人挑戦の栄光と2名の降級者の明と暗……そこにドラマが生まれ、人は感動する。

 今年の対局は2月26日、このエッセイの掲載号の発売日だ。お読みいただいている頃には結果が出ているだろうか。なお私は、当日は森信雄七段、山崎隆之九段、大石直嗣七段と共に、高槻市の関西将棋会館で解説の予定である。

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source : 週刊文春 2026年3月5日号