
長生きすることについて考え始めたり、調べたりすると、気分が楽になる長生き法と、考えれば考えるほどなんだか恐くなってくる長生き法、この2つがあると気づく。
そもそもこの世には長生きしたいと考えている人が、どのくらいいるのか。したいと考えている人はそれなりに生活習慣を気にしたり、身体を保たせる努力をしているだろう。ではしたくない、もしくは苦労の多い暗い老後を過ごすのは嫌だから早めに死にたい、と思っている人たちは、何か長生きしない対策をしているのだろうか。
おそらくはわざと身体に悪いことをしたり、わざと心の健康を乱しにいくような人たちはめずらしくて、長生きのために今したいことを諦めたり制限はしたくないというスタンスで暮らしてるのではないだろうか。積極的に早死に志望というよりは、長生きに消極的で優先度が低いだけ。
長生きするもしないも、本人として希望を口には出来るけれども、実際はこれほどに死んでみなきゃ結果が分からないライフイベントも無い。100歳周辺まで生きれば現代では長生きだと言われるし、平均寿命より先に死ねば、早すぎるなどと言われる。
学校の試験などとは違い、すごく勉強した人、つまりすごく健康に気をつけて努力した人が必ずしも長生きするわけでもなさそうだ。人類最高齢に達しそうなご老人に好物を聞いたら、いかにも身体に悪そうな炭酸ジュースを毎日飲んでいるとか言うし、かと思えば毎日栄養のある食事や適度な運動、ストレスの少ない生活をしている人は寿命が延びるような傾向があるのも事実なので、段々頭が混乱してくる。
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source : 週刊文春 2026年3月12日号






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