WBC連覇への快進撃はやはりこの男のバットからだった。初戦の台湾戦でグランドスラムを含む4打数3安打5打点と大活躍を見せた大谷翔平(31)。だが、球界関係者はこう呟く。

 

「ある意味、彼は不安要素の1つだ」

「大谷の大谷による大谷のためのWBC」が熱狂のうちに幕を開けた。初戦の台湾戦に続き、翌7日の韓国戦では、3回に2試合連続となる1発を放つ活躍。

 

「60年ぶりの天覧試合となった豪州戦では、3試合連続アーチとはならなかったものの、試合後に天皇皇后両陛下と愛子さまが貴賓席からご退場なさる際、大谷らが深々と一礼する姿が大きな反響を呼びました」(スポーツ紙記者)

 今大会で際立つのが大谷の“神対応”連発だ。

 チームに合流すると異例の2日間連続でフリー打撃を披露し、球場を沸かせた。更に3月2日のオリックス戦ではキャッチボール後にユニフォームを着た少年にサイン、翌日の阪神戦では5階席にボールを投げ入れるサプライズを見せた。

 メジャーリーグ研究家の友成那智氏が話す。

「今大会はチーム編成の段階から井端弘和監督に意向を伝えるなど事実上のキャプテンとして牽引しています。プレイだけでなくファンへの感謝、野球人気の復活にも役立ちたいという思いがあるのでしょう」

 ベンチでもリーダーシップを見せる。

「豪州戦では悪送球で先制点を許した若月健矢捕手の背中をさすり励ましていた。韓国戦では同点弾を放った後、大騒ぎするベンチに向かって『落ち着け』のジェスチャーを見せた。自分のプレイだけでなく、チーム全体を見渡せている」(侍ジャパン関係者)

圧倒的な存在感を放つ大谷

井端監督のボヤキ

 豪州戦までの3戦で、打率5割5分6厘という驚異的な結果を残している大谷。だが、今アメリカ球界ではこんな皮肉が囁かれている。

「大谷と絡むと不幸になる」

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source : 週刊文春 2026年3月19日号