終盤まで拮抗した状況が続いた韓国とのWBC2戦目。勝利を手繰り寄せたのは、この試合で2本の本塁打を放った大リーグ・カブスの鈴木誠也(31)だ。
前大会で鈴木は、怪我のため無念の辞退となったが、「前より気合は増している」と話すのは、ある球団関係者だ。
「本人は東京五輪の金メダル獲得で国際大会への出場は一区切りとするつもりだったようです。23年のWBCはメンバーに選出されたものの辞退。しかしその大会の盛り上がりを見て、最も悔いていたのが鈴木でした。そして、『次は何が何でも出る』と意気込んでいた」

メジャー生活も5年目。昨年はシーズン32本の本塁打を放ち、日本人右打者でMLB歴代1位の記録を打ち立てたが、向上心は尽きない。鈴木の他、サッカー日本代表の長友佑都、堂安律なども担当するフィジカルトレーナーの竹口正範氏が意外な出会いを語る。
「東京五輪の直後ぐらいに、インスタのDMでいきなり『指導してほしい』と連絡をもらったんです。当時は『身体も大きくなってパワーもついたのに、なぜかスイングが窮屈に感じるようになった』と悩んでいましたが、トレーニング初日ですぐに何か掴んだのか、いきなり6試合連続でホームラン。本人も驚いていましたね。人柄は茶目っ気があって親しみやすく、僕ら裏方にもリスペクトを絶やさない謙虚な人ですよ」

打席の動画は必ず見返し、トライ&エラーを繰り返す。竹口氏は「秀才型のアスリート」と評するが、そのルーツは父・宗人氏と地元・荒川区で練習に明け暮れた幼少期に遡る。
「特注の鉄パイプバットをビールのケースに座りながら振り、ゴルフボールを捉える練習を宗人氏が考案。毎日、父子2人で練習に励む姿が話題になり、TV番組では『巨人の星』になぞらえ『平成の星親子』と紹介されたほど」(スポーツ紙記者)
ところが、鈴木はそんな父に1度だけ野球を辞めたいと直訴したという。親子をよく知る知人が明かす。
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source : 週刊文春 2026年3月19日号
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