欧米の政財界の有力者を巻き込み、世界に衝撃を与えた性的スキャンダル「エプスタイン事件」。首謀者であるジェフリー・エプスタイン元被告が2019年に勾留中に死亡したことによって真相は闇に葬られたかのように思われたが、2026年1月、事件の捜査資料、通称「エプスタイン・ファイル」の一部が新たに公開され、世界中の注目を集めている。
なぜ、トランプ米大統領を巻き込む政治的騒動にまで発展したのか。なぜ、事件から6年が経過した今、文書が公開されたのか? 「文春オンライン」で配信された在米ライター・堂本かおる氏の寄稿をお届けする。(初出:「文春オンライン」2026年2月27日配信。年齢、肩書、状況は当時のまま)
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アメリカを揺るがす「エプスタイン事件」
ドナルド・トランプの旧友、故ジェフリー・エプスタインは小児性愛者だった。エプスタインは2019年にセックス・トラフィッキング(=性的人身売買)により逮捕され、獄中で自殺している。
2025年5月、トランプ政権がFBIによるエプスタインの捜査資料「エプスタイン・ファイル」を公開しないと発表したところ、これまで何があってもトランプを信奉してきたMAGAが「ファイルを公開せよ!」と怒りを爆発させたのだ。

エプスタインは少女たちを自分で性的虐待するだけでなく、複数の著名男性にもあてがっていたとされている。MAGAは、「虐待者の多くがリベラルの富裕層であり、ファイルを公開することで ”ディープステート” を撲滅させられる」とする陰謀論を、エプスタインの死後6年間に渡って拡散しており、エプスタイン・ファイルに含まれる「顧客リスト」の公開を渇望していた。
この混沌を生み出した「エプスタイン事件」とは、そもそも何なのか? エプスタイン・ファイルには何が書かれているのか? トランプはなぜファイルを公開しなかったのか?
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source : 週刊文春
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