山﨑邸で行われた「『早春スケッチブック』を観る会」。山田太一作の挑戦的なドラマは、当時としても刺激的だった。一般にビデオが普及していない時代、毎回、放送が終わると山﨑家の電話が鳴ったという。
山﨑 そうそう、思い出した。このドラマを放送しているとき、毎週、寺山修司さんが電話をかけてきた。
アライ 寺山修司さんが? 映画『さらば箱舟』の後ですか?
山﨑 直後だった。寺山さんと山田太一さんは大の親友だった。それで、寺山さんが放送を観るとすぐに僕に電話してきて、「面白かった、良かった」って。そして、「実は、あの山﨑さんの役は俺がモデルなんだよね」って誇らしげに言うんだ(笑)。それで後から山田さんに聞いたら、「え? そんなこと言ってました? 全然思いもしませんでした」って(笑)。
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source : 週刊文春 2026年4月30日号






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