幻冬舎の見城徹社長とは2冊の共著を出している。1冊目が出たのがいつ頃だったかはすぐ思い出せる。幻冬舎本社で見城さんと最終打ち合わせ最中にあの地震が起きたから、2011年だ。慌ててみんなで建物の外に飛び出して、まだ大きな揺れを感じつつも、屋外で録音テープを回しながら最後のところを仕上げた。
共通の知人だった講談社の原田隆さん(故人)からこの企画を持ちかけられた時、「私はいいけど見城さんが嫌だと思いますよ」と答えた。見城さんは常々、「編集者である限り自分の本は出さない」と仰っていたからだ。それに対し、「1個頼みを聞いてもらえるだけの“貸し”があるから大丈夫」と原田さんが余裕の表情で言って、後日、内実は分からないけど共著が実現することになった。
初回登録は初月300円で
すべての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2026年5月21日号






お気に入り記事