先日、実家(愛知県田原市)へ帰省してきました。昨年末に父親が亡くなり、現在、母親が1人で生活。そんな母親が、先月、車が廃車になるほどの物損事故を起こしたため運転免許を返納することに。50代あるあるなのかもしれないけど、今一番怖いのが、スマホへの実家からの着信。今までも「お母さん、胃がんだった」「お父さんが入院したから」など、サラッと恐ろしい事後報告が。たまに「フゥちゃん(犬)が、1日5回もウンチするけど大丈夫かね?」というフェイントもあるが。話を戻し、結果的に物損事故で免許返納は良かったと思う。他人を巻きこむ人身事故を起こしたらそれこそ大変だから。母親本人も「仕方ないね」と納得しているし。ただ、牛糞の匂い漂うド田舎なので、車がないと非常に不便。病院や買い物へ行くための移動手段を確保したい。遠いところはタクシーを利用するとして、近場用に高齢者向けの三輪の自転車(アシスト付き)の購入を検討。母親に「自転車って乗れる?」と聞くと「バカにしんでよ! ジャスコでパートしとった時、毎日乗っとったよ」と。「何年前の話だよ!」と食い気味に突っ込むと、恥ずかしそうに「……40年前……かな……」。
現在、母親82歳。ガンも経験しているしリウマチの持病もあるがなんとか1人で生活はできている。頭のほうは、認知症の診断はされていないものの、かなりのボケ(?)を連発するように。朝食時、母親が味噌汁を作り、「ご飯が炊けたから持ってきて」と言うので炊飯器を開けると、まさかの空っぽ。米を入れずに空焚きをしていたようで、ホカホカのお釜があるのみ。あと「浴槽用の洗剤を買ってきて」というので、薬局で買っていくと、すでにストックが3個あったり。テレビに映る「さかなクン」を観て「さかなちゃん」と言うので訂正すると、「知ってる。あえて私はさかなちゃんって呼んでるの!」と謎のキレ方をされ。間違えたことを誤魔化しているのか、それとも母親なりの理由があって「さかなちゃん」になったのかは全くもって不明。しかし怖くてこれ以上は聞けない。
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source : 週刊文春 2026年5月28日号





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