長嶋茂雄が旅立って、1年。天覧試合のサヨナラ弾、栄光のV9、「10・8」決戦、夢のON対決。時代を太陽のように照らし続けたミスター・プロ野球が、死の3カ月前に再会を熱望した選手、それこそが大谷翔平だった――。
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背番号3。バットを構えた往年の長嶋茂雄が、マウンドの大谷翔平に鋭い眼光を向ける。夢の対決をCGで実現する「セコム」のテレビCMが放送され始めた2025年3月15日。2人は、東京ドームの一室で再会を果たしていた。
長らく長嶋の専属広報を務め、その場にも立ち会った小俣進が述懐する。
「車椅子の長嶋さんはあまり喋れる状態でなかったですし、『やあ、元気か』といった感じで。試合前の練習中に時間を作ってくれた大谷選手も『お久しぶりです』と応じていました」
それが公の場に姿を見せた最後の日だった。約3カ月後の6月3日。長嶋は89年の生涯を終える。
太陽のように時代を照らしてきたスーパースターが旅立ち、1年が経った。その残像は、今もなお、眩い輝きを放ち続ける。
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source : 週刊文春 2026年6月11日号
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