梅雨から夏場は、転倒事故が増える時期。転倒による頭部外傷がもたらす認知症はシニアに多いイメージだが、中高年も侮ることなかれ。
英・医学誌「ランセット」の報告(2024年)によると、頭部外傷は中年期(18〜64歳)の認知症発症リスクの一つ。頭部外傷は受傷後、長きにわたり認知症のリスクになるという。
認知症外来専門医の内野勝行先生は、「六月病」による転倒を注意喚起する。また、70代女性の2人に1人が発症する骨粗しょう症の予防策も解説。骨と筋肉を鍛える栄養摂取術と室内エクササイズを紹介する。
Q 先日、雨の日に転んでしまい頭を打った、49歳オジ記者です。オイラの頭は大丈夫でしょうか?
A 君の頭の中はともかく、多くの人にとって頭部外傷は認知症のリスクだ。今の季節は梅雨やゲリラ豪雨などで雨量が増えるから、駅の構内や道路、屋内の床などが滑りやすい。
Q 病院の検査では異常ナシだったから大丈夫?
A 油断するな。検査時点では異常がなくても、時間が経つと認知症のリスクが上がるんだ。
Q 怪我の後に認知症リスクが上がるのですか!?
A 今年、英国が約50万人のデータを分析した結果を発表した。それによると、頭部外傷は認知症発症リスクを1.72倍高めていた。さらに、頭部外傷から30カ月(2.5年)経過後が最も認知症リスクが高くなり、2.2倍まで上昇していたんだ。
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source : 週刊文春 2026年7月2日号






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