耳が遠くなってきた……。加齢による“難聴”は自分で認めたくないものだが、放置すれば弊害が多く、認知症にもつながる疾患だ。難聴の仕組み、症状のチェック項目、進行を防ぐ生活、補聴器の使い方を、基本から知ろう。
●聞き返しが増えた?テレビ音量は? 症状を知ろう
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「えっ、今なんて言った?」
会話の中でそんな聞き返しが増えてはいないだろうか。聞こえづらさは、難聴の始まりかもしれない。
「難聴は聞き返しが多くなるのが一番のポイントです。みなさん、自覚がないうちは『聞こえている』とおっしゃるのですが、実際には聞こえていないから、聞き返すことが増えるんです。自分が聞き返していることに気づいたら、とりあえず耳鼻科を受診した方がいいです。『私はまだ難聴ではない』と自己判断したり、『歳のせい』と諦めたりして放置すると、聴力そのものだけでなく、さまざまな弊害をもたらします」
こう話すのは、富山大学 耳鼻咽喉科頭頸部外科の森田由香教授だ。中耳の手術を延べ千件以上執刀し、加齢性難聴や難聴と認知機能との関わりを研究している。
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source : 週刊文春 2026年7月2日号






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