(前回からのつづき)
サカマキ 映画監督もそれぞれ個性的ですね。そういえば、前にX(旧Twitter)で書いていらっしゃいましたが、相米慎二監督は最初に会った第一印象は最悪だったそうですね。
「相米慎二さん。思い出すと今でも笑ってしまうくらい初対面の態度が悪かった。『あ、春』の撮影に入る前の2人きりの打ち合わせで彼はコーヒーを一口飲み早々に中座、戻ってこない。あっけにとられ怒る気にもならなかった。あれは何だったんだろう。さっぱり分からない。」(Xへの投稿・2023年2月14日)
実は2度やられたんだよ。『あ、春』の最初の顔合わせでそれだから、もうやめてやろうかなと思ったよ。そしたらその日に、またもう一度お会いしたいってお誘いが入って(笑)、おいおい何なんだこれは(笑)。仕方がない、指定された中華料理屋に行った。コーヒーショップから中華料理になったわけだ。そうしたらまた何にも言わないで、ただ黙って対面に座ってるの。そして料理が出てきたら、あいつが招待してるのに、自分が1人で食ってやがる。どうぞも何もないんだ。勝手に食ってるの。黙々と。何が何だかさっぱり分からない。
まあ今思えば、相米はそういうふうに始めたかったんだろうね、そういうふうに付き合いたかったんだろうと思う。ね、僕も包容力があるんですよ(笑)。
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source : 週刊文春 2026年7月9日号






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