肩が痛い、動かない、寝ているときも……。ちょっとした「肩こり」とは違う、「五十肩」の症状かもしれない。一度発症すると、日常生活に大きな影響が。症状を理解し、予防にもつながる“セルフチェック”の方法を知ろう。
 

●今すぐできる「寝てバンザイ」「肩甲骨はがし」

●横になると痛い「夜間痛」にクッションで対策

 働き盛りの世代に多い「五十肩」。

「湿布を貼っておけばそのうちよくなるだろう」

「『動かさないと固まる』と知人に聞いてマッサージに行った」

 五十肩に対し、こうした対処をする人は少なくない。

「これらは誤った対処法です。五十肩は『腕を動かすと肩が痛む』『肩が上がりづらい』といった症状が特徴で、寝ているときに激しく痛むことも多い。症状や対処法は発症からの時期によって変わっていきます。『自然に治る』、あるいは『単なる肩こりだ』と思い込んだりして受診を先延ばしにすると、肩関節がガチガチに固まり、治療やリハビリに非常に時間がかかります

 そう指摘するのは、市立豊中病院整形外科主任部長の水野直子医師だ。肩関節を専門にして25年。肩外科の先進国であるフランスでの研鑽も踏まえて多くの手術も執刀してきた“肩疾患のスペシャリスト”である。

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source : 週刊文春 2026年7月30日号