腰が痛くて、生活に支障が……。「国民病」とも言えるのが腰痛だ。特に更年期前後から、女性特有の要因も加わる。その兆候、受診すべきタイミング、効果のあるエクササイズ、そして腰痛になりにくい生活習慣を知ろう。
●2週間で効果! 朝晩のエクササイズ
●症状を見極めるチェックリスト
国民の5人に1人が悩んでおり、約8割の人が生涯で1度は経験するという腰痛。厚生労働省の国民生活基礎調査(2025年)では、訴えの多い身体の不調の中で腰痛は男女とも1位の「国民病」だ。とくに女性の有訴者率は男性の1.2倍多い。
「腰痛は病名ではなく、『腰に痛みを感じる状態』の総称です。原因は多岐にわたりますが、多くを占めるのは骨や筋肉などが原因となる運動器由来の腰痛です。とくに更年期以降の女性は、背骨だけでなく、背骨を支える筋肉や骨盤周囲の衰えが原因で生じる腰痛に、注意が必要です」
そう述べるのは、尼崎中央病院整形外科の浦川ひかり医師。腰や背中、首を診る脊椎外科を専門としており、出産をはじめ女性特有のライフイベントに伴い生じる腰痛についての診療・研究や、セルフケア法を指南する啓発活動にも積極的に取り組んでいる。

腰痛は、レントゲンやMRIの撮影だけで原因が分かるとは限らない。
「画像で確認される腰の骨や関節、椎間板の変形やすり減りは、年齢とともに生じるもので、腰痛がない人にも高頻度に認められます。01年に発表されたアメリカの研究グループの論文では、腰痛の85%は非特異的、つまり原因不明のものと報告されていました」
しかしその後、検査機器や診断方法が進化し、今まではっきりしなかった腰痛の原因も特定できるようになりつつある。
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source : 週刊文春 2026年8月6日号






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