最近、小説を結末から読む人が増えているという。
実際、結末があまりにも理不尽な場合、それまで読んできた労力と期待を踏みにじられた気がして許せないことがある(かといって予想通りでも許せない)。超人的活躍で多くの人を救った英雄が、最後にさしたる理由もなく、流れ弾に当たって死ぬなど。主人公でなくても副主人公クラスの人物がつまらない死に方をする。それはたしかにどんでん返しというか、読者の予想を裏切ってはいる。だがそんな裏切られ方をして読者はうれしいだろうか。副主人公の1人が実はカツラをかぶっていたとか、最後に明かされて喜ぶだろうか。
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source : 週刊文春 2026年8月6日号






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