出産経験や加齢などによって女性の体に起きてしまう「骨盤臓器脱」。突然のことに戸惑う患者も多い。かつては一人で悩みがちな時代もあったが、現代では治療法が確立されているという。症状を知り、適切に対処しよう。
●珍しくない!出産経験者の約4割に症状
●治療が劇的進化、安全なロボット支援手術
骨盤の中に収まっている臓器が体外に出てしまう「骨盤臓器脱」。
「最初は『何が起こったのかよくわからない』と戸惑う人が多いです。『股の間に何か挟まっている。子宮が出てきたんだと思います』とまず『子宮脱』を訴える傾向がありますが、実際に診てみると、実は膀胱が下垂して腟から押し出ている『膀胱瘤』であるケースも多く、患者さんは『ほかの臓器も出てくるんですね』と驚かれます。重症例では臓器がかなり大きく垂れ下がってくることもあり、QOL(生活の質)に大きく影響します」
そう語るのは、恵佑会札幌病院の婦人科・女性骨盤底センター特別顧問の藤井美穂医師だ。専門とする産婦人科と女性泌尿器科にまたがる領域であるウロギネコロジーの国内第一人者であり、延べ数千例の手術実績を持つ。
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source : 週刊文春 2026年9月3日号






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