夏休みも終わりが近づき、子供の宿題に焦る親も多いかもしれない。私は計算や漢字のドリルはすぐ終わらせる派だったが、ラジオ体操や高校野球のテレビ観戦に忙しく、気付けば残り3日間。手つかずの自由研究を突貫工事でやっつけるということを繰り返した。研究者ならば昔から研究が得意というわけではないのだ。
そもそも自由研究の“自由”とは何か。漫画やアニメの“研究”は自由のはき違えだという。ならば本当に必要な研究は何か。それを夏休みの中で子供でもできる範囲で探すのは無理難題だ。研究者となった今も悩みは変わらない。職場の任務、予算や設備の範囲内で、数年間で良い成果をだそうと思うと、ずいぶん窮屈だ。
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source : 週刊文春 2026年9月3日号
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