【前回までのあらすじ】これは事実に基づいた物語である。父・日下秀一、母・亜弓のもとに生まれた耀。耀が秀一の実子ではないことが発覚し、両親は離婚した。秀一は瀬里と再婚。火災により亜弓は死亡した。小学5年生になった耀は、同級生の野々山豊佳に命じて西野栞里を呼び出し、栞里は性被害に遭う。豊佳の日記には暗号のような記述があり、夏休み初日に自死した。
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日下耀は、この小学校に転校してきてわずか2か月ほどのあいだに、わかっているだけで2人の命もしくは人生を奪った可能性がある。
彼のその後を追う前に、一度は田島耀となった彼がどうして日下耀に戻ったのか。なぜ世田谷区代沢からそう遠くない豪徳寺の区立小学校に転校してきたのか、それをクリアにしなければならない。
もう一度、時計の針をあの豊洲のショッピングモールへ買い物に出かけた日まで戻さねばならない。
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妻の瀬里の携帯電話を使って、救急隊員が連絡をしてきた。施設内のエスカレーターで転倒して、腹を強く打ったという。
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source : 週刊文春 2026年9月10日号
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