心臓のリズムが乱れる「不整脈」。とりわけ頻度が高く発症し、脳梗塞など後遺症につながる要注意の病気が「心房細動」だ。女性は症状を見過ごしがちだというが、一体なぜか。症状とリスク、予防法や備え方を知ろう。
●脳梗塞リスク5倍「心房細動」を見逃さない
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動悸、息切れ、疲労感。
「こうした不調を日常的に感じていても、『更年期のせい』と思い込み、病院を受診しない女性は非常に多いです。しかし、これらは不整脈の一つ、心房細動の症状かもしれません。更年期症状と似ている女性の心房細動は、男性に比べて見つかりにくいですが、放置すると脳梗塞を引き起こすこともある危険な不整脈です」
こう警鐘を鳴らすのは、杏林大学医学部教授で、同大医学部付属病院循環器内科の診療科長の副島京子医師だ。不整脈治療・研究を牽引してきた副島教授は、世界最小の「リードレスペースメーカー」の植え込みを国内で初めて成功させるなど、多数の実績を持つ。長年の経験から、女性の不整脈が見過ごされやすい現状に危機感を抱いている。

「男性の場合、心房細動が起きると『心臓がドキドキして跳ねる』といった典型的な動悸を自覚しやすく、すぐに受診する人が多い。しかし女性の場合は、『なんとなく疲れやすい』『体が重い』『ため息が出る』といった非典型的な症状として現れることが少なくありません。年齢に伴う変化だと自己判断しがちで、医師も更年期障害や自律神経の乱れなどと誤診しやすいのです」
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source : 週刊文春 2026年9月17日号
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