本のタイトルを思いついた。『ポジショニングが9割』。
もちろん2013年にベストセラーになった『伝え方が9割』のパクリである。著者の佐々木圭一さんがコピーライターなだけあって、タイトルが見事だなと、当時も思った。皆が薄々感じていたことをズバリと言い当て、なおかつ中身もそれを裏付けるに十分な内容だった。この本が売れたあと、『話し方が9割』とか『聞き方が9割』とか幾つか類似したタイトルの本が出たけど、コンセプトが似すぎていたと思う。
時を経て、『ポジショニングが9割』はどうだろう。仕事をしていると、(結局、ポジショニングが良かっただけじゃないの?)と感じる場面によく遭遇する。
正直、私自身も、インターネット黎明期にネット広告の分野にポジションを定めたからここまでこれたんじゃないの? と言われたら、それは否めない。最近で言えば、もし、自分が今たまたまキオクシアで働いていてストックオプションをたくさんもらってたら? そう夢想する人も多いだろう。
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source : 週刊文春 2026年10月15日号
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