更年期世代の胸の苦しさ、それは、女性に多い狭心症(微小血管狭心症)かもしれない。「女性外来」第一人者の医師が教える症状、治療法、そして見直すべき生活習慣とは。予防につながる“野菜スープ”の基本レシピも掲載。
●胸の痛み、圧迫感も…疑わしい症状リスト
●血管が若返る「野菜スープ」の基本レシピ
画像検査では「異常なし」。なのに、胸が締め付けられるように痛い――。
「その痛み、更年期女性に多く、診断が難しい『微小血管狭心症』かもしれません」
こう話すのは、静風荘病院特別顧問の天野惠子医師。女性外来を日本に根付かせた伝説の医師として、83歳のいまも週2回、同病院の女性内科・女性外来で患者を診る。

「通常の狭心症は運動時に起こりやすく、胸の圧迫感や痛みが概ね5分以内に治まります。これに対し、微小血管狭心症は安静時にも起こり、痛みの持続時間が10分、20分、中には半日ほどと長いことも。患者さんの7割が女性。更年期世代女性の10人に1人に起こる病気です」
やっかいな点は他にもある。
「狭心症発作の薬であるニトログリセリンが効きにくいうえに、心電図やCT検査などでも異常が見つけにくいので『狭心症ではない』『気のせい』などといって帰されてしまう。微小血管狭心症は単独では命に関わることはありませんが、患者さんからすれば、寝る前やデスクワーク中などの安静時に突然起き、繰り返すこともある。不安で辛いことこの上ありません」
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source : 週刊文春 2026年10月22日号
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