お変わりありませんか。とくに姓名、性別、メールアドレスなど、変わっていませんか。もしアドレスが変わっているようでしたら、どうやってこのメールを受け取ったか、ご教示くだされば幸いです。
わたしの方は、昨日のわたしと今日のわたしが同じ人物であることがどうして分かるのか、という哲学的問題を別にすれば、がんの治療を受けているのが別人であってほしいと願っているだけです。
抗がん剤には副作用があります。副作用があっても本作用があるとはかぎりません。副作用だけというやらずぶったくり的な場合もあるのです。本作用によってがん細胞が縮小するかどうかはまだ分かりません。抗がん剤はいつか効かなくなる日が来るらしいのです。がんが消えたとか、わたしが死んだ場合に効かなくなるだけではありません。がん細胞に耐性のようなものができるのだと思います。
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source : 週刊文春 2026年11月5日号
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