どうしても理解できないことが30万件ほどあるが、その中でも筆頭にあるのは、なぜ超高級車に乗りたがるのかということだ。
たしかに見た目はカッコいい。だが乗っている本人は、運転席に座っているのだから、自分が高級車に乗って疾走している雄姿を見ることができない。すばらしい姿を堪能できるのは傍から見ている軽トラに乗っている人なのだ。ふだん自己中心の生き方をしている人が、車に関しては他人を楽しませるために大金をはたいているのだ。勘違いしているとしか思えない。
服装もそうだ。どんなに高価な服装をしても、その姿を十分に見ることができるのは他人なのだ。着ている本人は鏡で部分的に見えるだけだ。それどころか、和服で裏地に凝ることがあるが、自分にも他人にも見えない。そこに大金をかけて何がうれしいのだろうか。
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source : 週刊文春 2026年11月12日号
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