『北の国から』生みの親とお別れの時がやってきた。墓碑に刻まれた文字は倉本聰が心血を注いだ「創」。名シーンを「創る」裏には倉本の“ダメ出し”があり、それは蓋し名言の数々だった。日本を代表する俳優たちが悼む。

「誰が来てくれるか、悲しんでくれるのか、会場の上から見たい」
脚本家・倉本聰(享年91)は生前、そう冗談めかして言ったという。

11月3日、倉本が約半世紀にわたり創作の拠点にした北海道・富良野市で「お別れの会」が開かれた。
会場となったのは、市街地から離れた小高い丘の上にある富良野演劇工場。役者などの著名人だけでなく、全国から駆け付けたファンや地元市民も分け隔てなく集い、献花台は白の大菊やカーネーションで埋めつくされていた。
祭壇に飾られた3つの遺影に写る倉本は、どれも柔らかい表情をしていた。
倉本は今年9月18日、多臓器不全のため、自宅で息を引き取った。
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source : 週刊文春 2026年11月12日号
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