大好きな番組がゴールデン・プライム帯のレギュラーになると聞くと、嬉しさ以上に不安になることが多い。番組のカラーが変わってしまわないか、と。けれど、『岡田准一とロバート秋山の今さらシロー!』に関しては、そんな不安を抱かせない謎の信頼があった。この番組は、“今さらだけど知っておきたい”テーマを全力で調査するというのがコンセプト。それだけ聞くとよくある情報番組のように思えるが、岡田准一とロバート秋山が組むとやっぱり違う。
この日、ゲストの小栗旬と共に訪れたのは、高い就職率を誇り、昨今、女性たちからも注目されているという東京農業大学。
「のーのーのー農大! ここは農大、東京農大♪」
オープニングから声を揃えて歌い始めるふたり。
「かかかかーゆい。ケツがかゆい♪」と秋山が続けると「5年かゆい♪」と岡田も合わせる。さらには「彼は小栗、おおお小栗♪」と巻き込まれる小栗。進行役の野呂佳代には「毎度毎度、顔赤らめるんだったら、やめたほうがいい」とツッコまれながらも、毎回、オープニングはこの調子でふざけ倒している。いや、オープニングだけではない。突然、CM風の映像を演出し始めたり、教養番組風に話し始めたり、勝手にアテレコをしたりと、隙あらばボケる。しかも、それが芸人であるロバート秋山主導ならわかるが、岡田からスタートを切ることも少なくないのだ。

「こういうテンションの岡田さん、なかなか見たことない」
小栗もそう語るように、岡田准一といえば、いまや武道を追求しアクションを極める、ストイックな俳優の代表格。実際、この番組のゲストは俳優が多いが、その度にドラマや映画の撮影現場の岡田とはまったく違うと言われている。とはいえ、岡田といえば、「超ひらパー兄さん」であり、V6の“末っ子”として自由奔放にふざける“別の顔”があることを僕たちは知っている。『今さらシロー』では、そんな岡田准一が存分に堪能できるのだ。
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source : 週刊文春 2026年11月12日号
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