今季初戦だった11月12日からのNHK杯に続き、同26日からのロシア杯も欠場することが決まった羽生結弦(26)。北京五輪まで100日を切り、五輪3連覇に黄信号か――。
コロナ禍のため、練習拠点のカナダに渡航できず、昨シーズンからコーチ不在のまま地元・仙台で練習を積んでいた羽生。練習中に「右足関節靱帯損傷」の怪我を負い、〈たった一度の転倒で、怪我をしてしまい、とても悔しく思っています〉とコメントを出した。
「詳しい説明はありませんでしたが、4回転半ジャンプの練習で転倒したのではないでしょうか。今季中に跳ぶことを公言していましたから」(スポーツジャーナリストの折山淑美氏)
現在の状況はどうなのか。
「リンクでの練習は再開したものの、スケーティングが主で、まだジャンプは跳べていないようです」(羽生を知る人物)
北京五輪のフィギュアスケート男子シングルは、日本から3人が出場できるが、最終選考は12月下旬の全日本選手権。現時点で羽生の出場は不確定だが、出られない場合はどうなるのか。
「代表の選考基準は1枠目は全日本の優勝者、2枠目は全日本と今季の国際大会の成績優秀者、そして3枠目は世界ランキングなど、過去の実績を考慮しての選考となります。2018年の平昌五輪の選考では、羽生は全日本に出場しませんでしたが、この3枠目で選ばれました。圧倒的な実績を持つ羽生ですから、今回も間違いなく選ばれるでしょう」(スポーツ紙記者)
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source : 週刊文春 2021年12月2日号