さだまさしが漏らした“地獄” 平川唯一次男が「カムカム英語は60歳からでも遅くない」

朝ドラ「カムカムエヴリバディ」を10倍楽しむ10の秘密

「週刊文春」編集部
エンタメ 芸能 テレビ・ラジオ

「ラジオから流れる声を聞いた瞬間、涙が出て、思わず『ダディが出てきた!』と言ってしまいました」

 そう喜ぶのは、ラジオ英語講座「カムカム英語」の講師を務めた平川唯一氏の次男・平川洌(きよし)氏。劇中では、歌手のさだまさし(69)が唯一氏を演じている。

 キャスティングの理由を制作統括の堀之内氏が語る。

「平川さんは、ラジオで英語を教えたいというより、敗戦で落ち込んだ日本人の心を明るくしたいと講師を務められた方。さださんもコロナ禍でいち早く『緊急事態宣言の夜に』という歌を発表したり、医療物資を寄贈したりしてこられた。現代の平川さんだなと思ったんです。あと、外見も似ていらっしゃる。ただ、『英語の講師役』というのにはご本人も苦笑いされていました(笑)」

 洌氏自身も、講師としてカムカム英語を教えてきた経験を持つ。さだの“英語力”をどう見ていたのか。

「今年の夏に、さださんから『お父さんの話が聞きたい』と連絡が来て、お会いしました。今も電話でお話ししたりしていますが、父の真似を上手にされているなと思います。ただ、さださんは『英語が大変で私は毎日地獄ですよ(笑)』とおっしゃっていました。正確に言えば、発音の差などはありますが、『ドラマだから許してよ』とも言われていまして、その努力に私は敬意を表したいです」

「カムカムおじさん」の声を演じた(写真 NHK提供)

 英語指導を担当したネイサン・ベリー氏もこう語る。

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source : 週刊文春 2021年12月23日号

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